FF零式HDをクリアしたい人への攻略法、あるいは難易度緩和法

アクションが苦手でも、終わりまで 0組 といたい

最低限、自力でできるようになるべきこと

以下のことは最低限できるようになってください。普通に攻略しようとすると第三章以降から難易度が上がりますが、第三章から難易度を大幅に緩和する方法が利用できます。

  • 第三章まで到達できる
  • 戦闘中に装備しているアイテムを使える
  • アイテム欄を手動で整理(並べ替え)できる
  • 装備しているアイテム・魔法・アクセサリを変更できる
  • 1人出陣(リザーブメンバー2名)など、少人数で出陣できる

難易度下げる方法

方法は2つ。「高レベルキャラの育成」と「高性能装備の取得」です。

「秘密特訓」を利用した高速レベル上げ

VitaでPSP版FF零式をプレイできるようになったときから存在していた方法です。「秘密特訓」は第三章から実施できるようになります。 キャラ1名をLv99にするまでに30分ほどかかりますが、「アギトの塔」の攻略を考えていないのであれば、Lv60程度で十分なので15分で済みます。 具体的には下記の手順で行います。

  • 闘技場に行き、レリック端末でレベル上げしたいキャラを操作キャラに選ぶ
  • 武官に話しかけて「秘密特訓」を受ける
  • タイトル画面に戻るので、PSボタンを押して、PS4のメニュー画面にする
  • PS4の設定より、時刻を手動で設定し、1ヶ月先に設定する
  • 零式HDに戻り、継続からセーブを読み込む
  • Lv60未満であれば、1回でLvが3~4上がる(この流れを繰り返す)

攻略上必要な高レベルキャラは、2名です(マキナとレムは離脱イベントが多いので選ぶ場合は注意)。 キャラにこだわりがなければ、通常攻撃が遠距離のエースとケイトをおすすめします。

レベル上げが終わったら、正しい時間に戻すのを忘れないように。

作戦を実行し、放置して「アルテマ」と「SPのクリスタル」を入手する

FF零式は、アクション性が非常に強いため、Lv99のキャラを用意しても、攻略に詰まる場合があります。 敵に与えるダメージはレベルが上昇すれば大幅に増えますが、敵からもらうダメージはレベルによって減少しないためです。 また、レベルが上がっても最大HPがそこまで増えないため、アクションが苦手だと、普通に死にます。

そこで、レベルを上げただけでは攻略ができないと感じたら、この方法を使ってください。

敵がどこにいようと攻撃範囲内なら大ダメージを与えられる魔法と、まず死ななくなるほどの「ぶっ壊れ性能」を持つ装備を入手します。 具体的には下記の手順で行います。

  • 上記の「レベル上げ」を利用して、Lv60以上のキャラを2名つくる
  • Lv60以上のキャラを利用して、第三章の「魔導アーマー破壊指令」をクリアする
  • タイトル画面の「作戦」から「魔導アーマー破壊指令」(難易度:容易、魔導院の支援を受ける)を選ぶ
  • Lv60以上のキャラを2名のうちHPの高い方に、HPを上昇させる装備(◯◯バングルなど)をつけて、このキャラだけ出陣させる
  • イベントを進めて、「地下水路【2】」に進む(地下水路に入って常に左に進んだところにあるプリンが出現しないマップ。マルドゥークという強敵が配置されている場合があるが、そのときは作戦を中止してやり直す)
  • 「地下水路【2】」で放置し、敵は魔導院の支援で乱入したキャラに倒してもらう
  • 【重要】PS4の設定の「省電力設定」で、自動で電源を切る機能を「オフ」にする
  • 放置を終了する際に、「魔導アーマー破壊指令」をクリアして、SPPを獲得する(クリアしないと獲得したことにならない)
  • 約16時間で合計20万SPPとなり、魔法「アルテマ」(15万SPP)、装備「SPのクリスタル」(20万SPP…と思われる)が取得できる
  • 一度に16時間も放置できない場合は、何回かに分けてSPPを獲得すれば良い(なお、この方法で獲得したSPPは、ゲーム内の交換ポイントとしては利用できない)

「SPのクリスタル」の性能については、他の攻略サイトなどで調べてください。メインキャラに「SPのクリスタル」と「アルテマ」を装備すれば、攻略に詰まることはなくなるでしょう。 「SPのクリスタル」は複数入手できないので、これ以外で手に入った強い装備はサブキャラに回して、なんとかやりくりしてください。

また、その後に作戦を行ったときに、SPP獲得量が低いと(上記の方法で行うと、ほぼ必ず)、SPランクが下がってしまい「SPのクリスタル」がなくなります。 仕様です。本当にありがとうございました。 再取得はできるはずなので、どうしてもクリアできない作戦があるときや、アギトの塔突入前に、準備として使えばいいんじゃないかな?(半ギレ)

余談ですが、PSP版の零式では、SPPはアドホック通信のマルチプレイをやることによって獲得していました。 換言すれば、ソロプレイヤーは「アルテマ」を使うことは許されてませんでした。 零式HDではマルチプレイが廃止され、SPP獲得方法が変更され、さらに各種要素のアンロックまでに必要なSPPが緩和されました。 それでも15万SPPは現実的な数値ではありません。 乱入したAIが敵を倒したりしないとSPPが貯まらないという仕様なので、プレイヤーは手を抜かないといけないわけです。 ここで説明したような、仕様を逆手にとるやり方をしなければ、ほぼ不可能という要素はゲームとして破綻していると思います。

とくに準備せず「アギトの塔」を攻略する方法

零式時代の攻略サイトでは、魔法の威力強化やアイテムの用意、トルネドの取得など、いろいろ書かれていますが、 上記の方法で取得した「SPのクリスタル」と「アルテマ」、総プレイ10時間以上でモーグリからもらえる「アボイド」、 第七章で自動入手できる「ファイアBOM2」があれば、それ以外は必要ないです。 飛空艇の取得方法は攻略サイトなどを御覧ください。 あとは「キャンセル魔法」というシステムを使えることが大事です。 知らない場合は検索して調べてください。

一番難しいのはトンベリ部屋で、次のグループが出現する前に「命のランタン」を装備アイテムに指定して、使用することです。 手間取ってると、次のグループが出現して死にます。あとは、通しで3時間ほどかかるので、時間と集中力の問題となります。

なお、「アギトの塔」の中では、難易度は「標準」に固定されます。

  • 突入前に必要なもの:「Lv99のレム」「SPのクリスタル」「ファイアBOM2」「アルテマ」「アボイド」
  • トンベリ部屋:アルテマを詠唱しつつ、外周を逃げ回ることを繰り返す。 最初の1グループを倒したら、ファントマ吸収して「命のランタン」を手に入れる。 2グループ目を倒したら、フォントマ吸収は行わず、その時間を使って「命のランタン」を装備アイテムにして使用。これを3グループ目が出現するまでに行うこと。 3グループ目以降は、倒したらファントマ吸収の繰り返し。戦闘不能になったら、無敵時間に「命のランタン」を使用して、リレイズ状態になるのを忘れずに。
  • クアール部屋:逃げ回りながら、通常攻撃(クアールに当てる必要ない)→キャンセル魔法ファイガBOM2。以上。
  • グラシャラボラス部屋:直前の宝箱で「アダマンの小手」を入手して、装備しておく。アボイドを外してケアルに。 正面で通常攻撃→キャンセル魔法ファイガBOM2の繰り返し。ファントマ吸収する前にHPが減っていたらケアルを忘れずに。
  • ムシュフシュ部屋:グラシャラボラス部屋と同じ。ただし、こちらの方が被ダメージは大きいので、ケアルを忘れずに。
  • キングベヒーモス部屋:直前の宝箱で「金の髪飾り」か「マーシャルダブ」を入手して装備。ケアルをアボイドに戻す。 逃げまわりながらひたすらアルテマ。100体撃破に1時間以上かかるので注意。「命のランタン」は40個ぐらいあるはずなので、クリアは出来ると思います。
  • スペースモルボル部屋:背後に回りこんでアルテマ。以上。

難易度の原因について

FF零式が難しい理由は、大きく2つ。「操作キャラの多さ」と「敵の移動の速さ」です。 これらはFF零式HDで新しく追加された「容易」モードや、経験値テーブルの見直しなどでも変わらないため、難易度の緩和が不徹底になっています。

キャラクターの多さ

アクションRPGでありながら、操作キャラが多い。操作キャラごとにかなり性能や特徴に差があり、それぞれのキャラの操作を覚えるのが、まず大変です。 さらに、各キャラの育成、装備の調達のコストがキャラ数分に膨れ上がっており、「強くなるため」の労力が大きすぎます。 これは本作の召喚獣である「軍神」についても同じです。

操作可能なキャラ数が多いということは、一見、利点のように思えますが、メインとしているキャラが戦闘不能になると、操作慣れしてなかったり育成の不十分なキャラを使わざるを得なくなり、 実際の戦力が大きく落ちてしまうというデメリットもあります。零式の場合、ストーリー上のいくつかの地点でパーティを分ける必要があり、最低2人は育成が進んでいるキャラがいないと進行が困難になります。

敵の移動速度

敵の移動速度が速い。一般的なアクションRPGに比べると、敵の回避行動を含む移動速度が非常に速い。 敵が無防備になる時間も短く、アクションが苦手な人にとっては、攻撃を当てることすら困難です。

これに加え、ブレイクサイト・キルサイトというシステムがあるため、ただでさえ当てにくい敵にタイミングまで合わせて攻撃する必要があります。 このシステムは、低レベルでもクリアが可能になるという、プレイヤースキルに報いる素晴らしいものではありますが、 一方で、ブレイクサイト・キルサイトが必須の敵も存在するため、高レベルでもクリアできない原因にもなっています。

また、キャラごとに攻撃のタイミングも異なるため、どのタイミングで攻撃すれば良いか、 ブレイクサイト・キルサイトをキメるにはどうすれば良いか、キャラ別に習熟しなければいけません。 こうしたものが、いわゆる「難易度」を、1段も2段も高いものにしてしまっています。

非常に低いエンディング到達率

実際、エンディング到達率も非常に低いことが、PSN公式アプリ等のトロフィー取得情報から確認できます。 発売から10回週末を経過したにも関わらず、エンディング到達率は 11.1% です。 なんとか、10%は超えましたが、ここからの伸びは期待できそうにありません。

同じアクションRPGでも、「難しい」と言われている「ダークソウル」シリーズですが、例えば「ダークソウル2」のエンディング到達率をトロフィー情報で確認すると 42.6% あります。 「ダークソウルシリーズはガチなゲーマーがやっているから難易度も高いがエンディング到達率も高い」といえるかもしれません。 逆に「ガチゲーマー以外もやるゲームなのに、2ヶ月近く1桁%しかエンディングに到達できないFF零式ってどうなの?」ともいえるわけです。

このFF零式の制作チームが、次期大作であるFF15を担当しているというのが、脅威だと思っています。

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