
オバダビィトゥデイ!(しばしば半角で書かれる)
- 領都グラン・ソレンの宿屋のオヤジ、アッサラームのセリフ。英語ヴォイスで聞くことができる。 あまりにも何度も発されるセリフなので、転じて、挨拶として使われるようになった。 アッサラームの名前をオバダビだと思っている人も多い。
- ちなみに「What will it be today?(今日はどうする?)」と言っている。
- 宿営地にいる、同郷のイクバールも同じセリフを言うが、 こちらは利用機会が少ないので話題にあがらない。
- 領都の床屋でも聞けるが、アッサラームやイクバールほど訛りが強くないので、ちょっと残念である。
- なお、海外では武器屋キャクストンのセリフ「They're master works all. You can't go wrong.(どれも逸品だ。損はしない。)」が心の琴線に触れたようで、 10分間耐久動画が2022年5月現在で5万6千回以上再生されている。
ゴブリン!(しばしば半角で書かれる)
- ポーンがゴブリンを発見したときに聞ける発言。英語ヴォイスで聞くことができる。 やはり、挨拶として使われるようになった。
- 同様の言葉として「ハーピー!」などがある。
Into Free -Dangan-
- 初作「ドラゴンズドグマ」のみに採用されているオープニングソング。 B'z の「さまよう蒼い弾丸」の英語版である。 イントロのピアノが終わると雰囲気が変わりギターが入るが、そのギターよりも先にゲームを開始できればプレイヤーの勝ちである。
- 当初は完全新規タイトルだった「ドラゴンズドグマ」の認知向上を目的とした無理矢理なタイアップという印象が強く、「ゲームの雰囲気に合っていない」と批判する声も大きかった。 しかし、「ダークアリズン」で削除されてしまってからは「ないと寂しい」と再評価されるようになった。
- B'z公式Youtubeチャンネルで公開されているので「DANGAN」成分が足りなくなったら聴きにいくとよい。
覚者(カクシャ、わざと間違えて読んでオボジャ)
- 主人公に与えられた二つ名。「覚者」は仏教用語で悟りを啓いた者(ブッダのこと)。 英語では「Arisen(アリズン)」と呼ばれており、こちらは漫画「屍鬼」の「起き上がり」と同じ意味で、死から蘇った者。
ビッチ(ビッチ姫)
- 領王エドマンの妻、エリノアのこと。 主人公に一目惚れして、寝室に誘い込んだり、その後の展開でも覚者が振り回されたため、このような蔑称がついた。
カレーパンマン
- 異国から救援に駆け付けた女性騎士、メルセデスのこと。 言われてみると、似てるかも?
ルーク
- 敬称として「兄さん」か「先輩」がつくことが多い。 チュートリアルキャラとして初期の覚者に付き従うポーン。 チュートリアルなので超特別扱いをされており、海に投げ捨ててロスト状態にしてもエリア移動をすると(倒れた状態で)戻ってくるという根性に感涙した覚者も少なくない。 まさしく、ポーンの中のポーンである。
マデリン
- 覚者に金をせびったり、ジュリアン卿を誘惑したりと、ストーリーに絡んでくる女商人であるが、プレイヤーからの扱いはドクロと同じ投擲アイテムである。 宿営地への護衛クエストでは、ついてくる速度が遅いため、担いでは投げ、担いでは投げ……という形で「輸送」された。
ミリドラ
- 瀕死状態になったオンライン版のウルドラゴン。 弱点を攻撃するとすぐに倒せるほど、HPのゲージが1ミリもないという意味。
バグドラ
- 通常、ミリドラを討伐すると、次に慟哭の間に入った時には新しい代のウルドラゴンが出現する。 しかし、オンライン設定をごにょごにょいじると、再度ミリドラと戦えるらしい。 バグだろ?という意味を込めて。
センチドラ(センドラ)
- 上記のバグドラ対策としてPS3版の第76代ウルドラゴンからは、瀕死状態になってもある程度HPが確保されるようになり、 それなりに強化してないと討伐できなくなった。 HPのゲージが数センチメートルあるという意味。
- なお、時間とともにミリドラ化する模様。
ニート
- 性格やスキル構成の結果、戦闘時に何もしないポーンのこと。
- 本当に何もしない場合は珍しく、「魔法詠唱 → 敵が接近 → 詠唱キャンセル」という感じで、 タメが必要な攻撃の扱いが下手で実質何もしていないパターンが多い。
- ちなみにドラゴンの生贄に選ばれて、覚者宅に居座るようになったNPCを海に投げるなどして何度かSATSUGAIすると、 覚者宅で倒れたまま竜の鼓動も使えない状態になるという報告もある。 アッサラームやフォーニバルがこの状態になると、 ジョブ変更や買い物ができなくなるなど深刻な影響が出るため、これを「ニート化」と呼ぶ場合がある。
MPK
- もともとはオンラインゲーム用語。他のプレイヤーにモンスターを押し付ける迷惑行為のこと、 またはそうした行為を積極的に行う悪意を持ったプレイヤーのこと。
- 覚者がメイジやソーサラーで、ポーンが「盾惹き」や「獣惹き」を持っているファイターやウォリアーで性格が「覚者の安全を心がける」(覚安と蔑む人たちがいる)、 という組み合わせのとき:詠唱中の覚者の近くでポーンが「盾惹き」or「獣惹き」を実行 → モンスターが寄ってきて覚者が巻き込まれたり流れ矢にあたる、 という現象がしばしばみられる。
- ポーンとしては、一生懸命やってるだけなんです!
- もっとも、覚者が近接職ならポーンがモンスターを近くに引っ張ってくるのは好ましいことなので、 やはり、パーティー編成は重要でございます。
弓バグ(レンジャーバグ)
- 弓職のポーンが、弓そのもの、または特定の弓系スキルを使わなくなる現象。 特にレンジャーの「鳳凰射ち」と「綴れ射ち」の不使用に関しては攻略wikiを通じてプレイヤーの間に広まった。
- しかしながら、その実態は不明であり、再現性も確認されていない。 性格やスキル、装備、モンスターの知識等の組み合わせによって起こる偶発的現象と考えられる。
- アップデートにより、弓系スキルの優先順位が変更されたのか定かではないが、 弓バグは解消されたということになっている……のだが、 いかんせん、公式にアップデート内容がアナウンスされないため、真偽は不明である。
神隠し
- 気が付いたらポーンがロストしている現象。 蒼月塔、水神の神殿跡、霊吸いの峡谷で頻発する。 ヒュージブルが異次元に連れて行っている模様。
- 霊吸いの峡谷で全力疾走&ジャンプで宝箱を飛び越えて自ら異次元の扉を開くという例も目撃されており、 ポーンにも、「ここではないどこかへ(c)J-POP」、 あるいは「光のさす方へ(c)J-POP」行きたくなる衝動があるのかもしれない。
宝箱ジャンプ
- 崖や穴の手前に宝箱が設置されている場合が多いが、ポーンは障害物競走と勘違いしているのか、 宝箱をジャンプで飛び越して、その先の崖にダイブしてロストする。
- ダークアリズンの黒呪島では、明らかに悪意のある宝箱配置がされている場所があり、 宝箱を飛び越えて奈落に落ちていくポーンを「またかよ……」と見送った覚者も多い。
- 覚者がダッシュして宝箱前で急停止すると、追いかけてきたポーンが急には止まれず宝箱を飛び越える場合が多いようである。
太鼓(太鼓叩き)
- ミスティックナイトのスキル「魔撃砲」のこと。 メイスで叩く姿と効果音が太鼓を叩いているようにしか思えないため。
人参マラソン(人マラ、人参錬金)
- ニンジンを買って、宿屋で泊まって腐りかけにすると、買値よりも売値のほうが高くなる。 これを利用した金稼ぎのこと。 何度も繰り返すためにマラソンと呼ばれる。
- アップデートにより、一日に購入可能な個数が制限されたため、小遣い稼ぎ程度にしかできなくなった。
リディる
- 宝箱の中身が確率変動するため、宝箱を開ける前にセーブし、欲しいものが出なかったときに、 高所から飛び降りたり、リディルを使ったりして、リトライすること。
- 名所として、衝天砦跡、蒼月塔、エヴァーフォールがある。 もちろん黒呪島でも流行った。
荷物テロ
- ドラゴンズドグマでは、クエスト報酬アイテムはクエスト達成直後に覚者のインベントリーに追加される仕様になっている。
- この仕様は便利といえば便利なのだが、「軍用ラッパ40個」が報酬となっている「終の一撃」のような、 大量の報酬アイテムがもらえるクエストをダンジョン進行中に達成してしまうと、 意に反して大量の荷物を持たされてしまう。 重量制限で一気に動きが悪くなり、最悪の場合、ダンジョン攻略をあきらめて引き返すことになりかねない。
- クエストに関わるアイテムは重要なものが多いので、覚者の所持品に即時反映されるべき というプレイヤー想いの姿勢が、このような偶発的テロを生んだ。 まさに「地獄への道は善意で舗装されている」である(嘘)。
ホリコレ
- ホーリーギフトを付与したコレクトショットのこと。 これだけで、全クリできるほどのぶっ壊れ性能を誇る。 まず、聖属性に耐性を持つ敵がリザードマンセイジぐらいしかいないため、属性的に万能。 面倒な魂系モンスターを瞬殺できる。 しかもHP回復の属性効果もある。自動追尾なので照準を合わせる必要もない。 貫通効果で大型の敵なら複数回ヒットし大ダメージが期待できる。 障害物も貫通してしまう。 飛距離もあるのでアサシンスキル「陰討」と組み合わせて、見敵即殺状態。
- オフライン版のウルドラゴンを最も簡単に倒せる方法と思われる。
- 副作用として、戦いが単調になる。
バッタ(ぴょんぴょん)
- ウォリアーが攻防一体の最強コンボを実践している様子。 ただジャンプ弱攻撃を連発しているだけだが、実際、これが一番強いので仕方がない。
- 両手武器ならではの広い当たり判定と高い吹き飛ばし力により、 面倒なハーピーを一撃で叩き落としたり、 大型の敵の高い位置にある弱点を攻撃できる。 さらにジャンプを繰り返すため、敵の攻撃も回避しやすい。 真面目な話、ぴょんぴょんしているだけで攻守において万能である。
浪漫砲
- ウォリアーの最強スキル「退魔剣聖斬」のこと。 弱点に当たるとすごい(当たるとは言っていない)。
- 10秒間の溜め時間が必要であったりソーサラーの大魔法並みにスタミナを消耗するため使い勝手が悪く、 現実を見据えるウォリアーはぴょんぴょんと飛び跳ねがちである。
- それでも夢を追うウォリアーは「フィスタミナ」を担いで無限に「退魔剣聖斬」を繰り返す。
大門
- 拡張版的作品の「ダークアリズン」における黒呪島ボス「ダイモーン」のこと。「ダイモン」と表記されることが多い。
- 世の覚者が切望したメイポエンドを迎えた憎いやつ。
- 通称「ダイソン」と呼ばれる吸引力の変わらないただひとつの必殺技を使ってくる。
爆裂綴れ
- 爆裂の矢を装備した状態でレンジャースキルの綴れ射ちを連発する攻略法。 覚醒したダイモンやデスを速攻で倒す方法として確立された。
- 「幾千、幾万……、幾億もの魂の散華を、我は見てき」「ウッ!」「ウッ!」……合掌
ダイモンマラソン
- 黒呪武器・防具Lv3集めのために、黒呪島の道中の敵を無視し、覚醒ダイモン戦を高速で繰り返すこと。
- 「爆裂綴れ」以外にも、各種攻撃力アップアイテムの多重使用を利用した数々のダイモン高速攻略法が生み出された。
ヒロシ
- 黒呪島にいる先輩覚者バロックのこと。 日本語版のCVが「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役で有名な藤原啓治であったため。
- 「死ぬなよ」にハートキャッチプリキュアされた女性ユーザー多数。
神の手
- 贋作屋モンテバンク、および彼の複製技術のこと。「◯◯(贋作)」という 姿形だけが本物の贋作アイテムを作ってくれるモンテバンク先生であるが、 モンスターがドロップする素材など、いくつかのアイテムに関しては、贋作ではなく本物を複製してくれる。 ダークアリズンでは「月白の鱗革」などの大量消費するレア素材が多数あり、 モンテバンク先生の複製技術に頼った覚者が多かった。
- 「実はモンテバンクは界王で、なんでも作り出せる(界王説)」や 「素材の贋作依頼を受けると現地に実物を調達しに行く(凄腕ハンター説)」などの憶測を呼んだが、 実際のところは謎である。
- 持っているだけで獲得経験値が2倍になる「祝福の花」も完璧に複製できるので、乙女心もあるようだ。
晴天バグ
- 「決戦」クエストを終わらせると、領都が崩壊し、空は雲に覆われるのが通常であるが、 特定の方法で「決戦」クエストを行うと、空が元のまま維持できるというバグ。
- 崩壊後のどんよりとした暗い状態よりも、晴れた明るいグランシス半島を好む覚者が多かったため、 攻略が有利になるようなバグではなかったが、広く知られるようになった。
お布施
- ドラゴンズドグマの続編製作を望む覚者たちの健気な行動。 カプコンもそれを理解していて、明らかにお布施用の「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン スペシャルパッケージ」を販売した。 お布施用とはいうものの、特典DVDには製品版とは趣の違う試作版ドラゴンズドグマの映像が入っているなど、マニアにとってはこのDVDだけでも買う価値はあったといえる。
- それらの購買行動のおかげか、「ドラゴンズドグマ オンライン」が発表され、2015年8月29日より、正式サービスが始まった。
- シリーズ5周年記念として発表された PS4・XboxOne版ダークアリズンでは、 お布施パッケージが発売されると思われたが、その手のプレミアム版はなく、 かわりにファン向けには「ドラゴンズドグマ オフィシャルデザインワークス ダークアリズンエディション」が発売された。
- Switch版ダークアリズンでは、新サントラを同梱したコレクター版と、シルバーネックレス付きのeカプコン限定版が発売された。
「私あっての成果でしたね」
- むかつく!でも、かわいいから許しちゃう! そんなポーンの愛らしさを象徴するセリフ。「自信家」ポーンの戦闘終了後のものである。
- 英語版は「What else would you expect, with my help?」(これ以上の何をお望みですか?)であり、むしろ「皮肉屋」になっている。
- 似たようなセリフとして、自ら噴水や滝に突っ込んだときの「ずぶ濡れです!」がある。
野裸ポーン
- 街道沿いを歩いているポーンを「野良ポーン」と呼ぶが、人参マラソンが大盛況だったころは裸(武器防具なし)のポーンが多数見られた。 これを「野裸ポーン」と呼ぶ。
- 人参マラソン中は覚者も裸であることが多く、この場合は「はだ覚者」と呼ばれた。
ミリデス
- 黒呪島に出現するデスの残りHPを固定化するバグ技。当然、倒す寸前の低HP状態に固定するため「ミリドラ」と似たような呼称になった。
- 当初は黒呪武器・防具Lv3の効率的な収集法として期待されたが、黒呪武器・防具Lv3のドロップ率が悪いことが明らかになり、 ごく一部の覚者が素材の収集やレベル上げに使うに程度に留まった。
竜巻ワッショイ
- 黒呪島の「忘れ去られた広間」に登場する「さまよえる戦徒(ソーサラー)」が詠唱したヴォルテクスレイジによって、覚者が打ち上げられている様子。
- HPがゼロになっても、地上に落下するまではリトライが出来ない。ただただ、一方的にやられるのを見ているしかない。
- ちなみに「瘴気の満ちる聖堂」のエリアボスである「ダークビショップ」は、 従えている「カースドラゴン」に憑依してしばらく経つとヴォルテクスレイジを多重詠唱してくる。 戦闘エリアの大きさを考えるとほぼ確実に巻き込まれるので、パーティの攻撃力が足りていない場合に強制全滅させる、いわゆる「DPSチェック」と思われる。
「無益な行いの、この上ない、常に新鮮な楽しみ」
- オープニングムービーでサントラ曲「OpeningMovie」が流れる中、しれっと表示されるフランス語の引用句。「...le plaisir délicieux et toujours nouveau d’une occupation inutile」のこと。
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この言葉は、フランスの詩人アンリ・ド・レニエの1904年の小説「ド・ブレオ氏の出会い(Les Rencontres de M. de Bréot)」から引用されている。
元の小説よりも、同じ時代を生きたフランス人作曲家ラヴェルが「優雅で感傷的なワルツ(Valses nobles et sentimentales)」の楽譜冒頭で引用したことのほうが有名なようだ。
ちなみにラヴェルは「ボレロ」の作曲者で、教科書に載るほど著名人である。
※小説「Les Rencontres de M. de Bréot」は、「ド・ブレオ氏の色懺悔」という邦題で日本語訳が刊行されている。 - なぜドラゴンズドグマで引用されたのかは不明だが、単純に「ゲームは生産的でないけど楽しい」であったり、ドラゴンズドグマの「円環の理」の虚しさを暗示しているのではないか、という意見がファンコミュニティで挙がっている。
ゴブリンのファンサイト
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知る人ぞ知るこのサイト http://wjump.com/g_goblin/※1。
多彩な表情とアクションを見せるゴブリンを激写している。
※1 一時シャットダウンされていたが、ドメイン変更後、再開された - 開発にも覚者にも愛されたゴブリンであるが、ドラゴンズドグマオンラインにはゴブリンの集落が存在し、ゴブリンからクエストを受注することができるようにまでなった。
無印(ドラゴンズドグマの呼称)
- 初作の「ドラゴンズドグマ」のこと。 ファンの間では、ダークアリズンが“拡張版的続編”(ドラゴンズドグマ2ではない)であったことから、 「ドラゴンズドグマ1」とは呼ばず「無印」と呼ぶのが慣例となった。
-
開発陣は「初代」と呼んでいるらしい※1。
なお略称としてダークアリズンを指す「DDDA」に対して「DD1」という表現は以前からも使用されているものと思われる※2。
※1 「DDON 開発運営レポート 2017/5/25号」、32分頃の松川Pの発言より
※2 ドラゴンズドグマオンラインの項で引用しているツイート参照 -
2019年1月16日の「カプコンTV」に、松川PがSwitch版ダークアリズンのPRで実機プレイを披露した際に「ドラゴンズドグマ1のときはアッサラームと仲良くなっちゃう」という旨の発言をしている※3。
「初代」と呼んでいたものが「ドラゴンズドグマ1」と呼ぶようになったことから、2018年中に続編制作が具体的になったのかもしれないと覚者たちは期待に胸を膨らませた。
※3 「カプコンTV #96」、16分頃の松川Pの発言より
ドラゴンズドグマ クエスト(ドドクエ)
- そんなものはなかった……いわゆる、黒歴史。
- 「基本無料カード型ソシャゲのシステムを作ったので、ドラゴンズドグマを乗せてみた」という、カプコンの挑戦から生まれたゲーム(iOS、PlayStation Vita)。 サービス開始1年半ほどでサービス終了となった。
- システムとしては、ポーンはバトルで使用される「キャラクターカード」の位置にある。 このポーンを4人編成してPTを組み、フィールド上に多数存在するダンジョンを攻略していくのが基本的な流れである。 ダンジョン内は、すごろくのようなシステムとなっており、敵のいるマスに止まるとバトルが始まり、宝箱のマスに止まるとアイテムが獲得できる。 ポーンは経験値を取得して成長し、他プレイヤーとのポーンの貸し借りもあり、職業も変更可能である。装備の概念もあり、RPGであることを意識して作られた作品だった。
- 一方で、ポーンは事実上のカードである関係から、この手のゲームによくあるように「レアリティ(レア度)」が存在していた。 そして、レアリティの低いポーンは成長限界が低い、という仕様となっていた。 勘の良い方ならお気付きかと思うが、 早くに仲間にできるポーンほどレアリティが低いため、よりレアリティの高いポーンに次から次へと乗り換えて行く、いわば「ポーン使い捨て仕様」になっていた。 ゲームのルール自体が、ポーン育成ゲームの側面もあったドラゴンズドグマを否定していたのは残念だったといえる。
- もっとも、世の覚者は据え置き機での正当な続編を求めていたため、内容以前に、本作発表時点で既にゲームの評価は低かった。 そういう状況ではあったが、「ドラゴンズドグマの続編製作のための開発費だ」として、あえて高額課金した覚者も少なくなかった。
- 2015年6月5日の「DDONTV」において、松川P・木下Dより、「ドラゴンズドグマ オンラインは、シリーズ三作目」発言があった。 つまり、この作品は「ドラゴンズドグマ」「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」「ドラゴンズドグマ オンライン」のシリーズ作品に含めてもらえず、 公式にも黒歴史になっているようである。
- 2017年5月25日の「DDON 開発運営レポート 2017/5/25号」(32分頃より)で、シリーズ5周年記念の情報を扱う場面があったが、やはりなかったことにされた。
-
2017年8月、なんと DDON の公式スマホアプリのアバターとして、当時のアイコンが復活。
#DDON アプリのアバター、ドラゴンズドグマクエストのやつだ!俺たちのドラゴンズドグマクエストは黒歴史なんかじゃなかった!!! pic.twitter.com/oim3BayKet
— ベニスズメ (@BennySuzume) 2017年8月17日
ドラゴンズドグマ オンライン
- 2015年1月に電撃的に発表され、2015年8月末からサービスインしたオンゲー化したドラゴンズドグマ。 基本無料でコース課金+ガチャという形式をとっている。略称は「DDON(ドドン、またはドドーン)」。
- 拠点となる「白竜神殿」エリアが最大100人(シーズン2以降1000人以上)まで接続可能なロビーとなっており、フィールドは最大4人のPTごとのインスタンスである。 そのため、フィールドではPTメンバー以外のプレイヤーとすれ違うことはない。 また、最大8人PTで参加するグランドミッションや4人PT用高難易度のエクストリームミッションというコンテンツがあり、これがエンドコンテンツとなっている。
- 雰囲気やアクションなどの見た目はドラゴンズドグマと共通しているが、 マルチプレイ主体のゲーム性からポーン周りのシステムが非常に残念になっていたり、 アバウトだった職業役割も(緩やかではあるが)ロールの概念が導入されていたり、 FF14に酷似したユーザーインターフェイスが話題にあがったり、 「怒り」「揺さぶり」のシステムを導入したせいで大型モンスター戦のテンポが悪くなっていたり、 オンラインゲーム特有の周回作業要素があったり……など、 批判の声は大きかった。
- 一方で、漫画「進撃の巨人」のようなロープアクションを採用した新ジョブ「シーカー」や、 カウンターアクションが強化された「ファイター」「ウォリアー」など、カプコンの強みであるアクションは健在である。
-
2016年6月末に、シーズン2(他のMMOでいうところのパッチVer2)が始まり、上記の不満点が大きく改善された。
ポーンの行動が強化され、ソロプレイがしやすくなった。また「覚者の自室」というハウジング要素も加わり、ポーンと同居できるようになった(ハウジング自体の機能は他ゲームと比べると貧弱である)。
実装済みの9ジョブ※が最初期から選べるようになり、新しいジョブのアクションがすぐに楽しめるようになった。
メインクエストの取得経験値が大幅に増え、エリアランクも大幅に緩和されたことで、ストーリーを進めるためにひたすら周回してレベル上げをする必要がなくなった。
そして、なにより「ブレイク」システムの導入により、戦闘時の「揺さぶり」の重要性が下がり、「選択肢のひとつ」程度になった。この「ブレイク」は画期的であり、大型の怒り後の戦闘時間が大幅に短縮され、戦闘のテンポが良くなった。
※シーズン3で実装された10番目のジョブ「ハイセプター」は実装当初から最初期でも選べるようになっている。 -
2017年4月25日に DDON 公式twitterアカウントが実施したアンケート(回答数:4681)によれば、およそ半分の人が DDON で初めてドラゴンズドグマに触れたようである。
4年前の今日、2013/4/25は「ドラゴンズドグマ ダークアリズン(DDDA)」の発売日でした。
— ドラゴンズドグマ オンライン 公式 (@DDO_official_JP) 2017年4月25日
皆さんのシリーズプレイ歴を教えてください!#DDON - 2019年7月4日に年内のサービス終了が告知された。 7月11日以降はクライアントのダウンロードと黄金石の購入が停止。 以降、12月5日のサービス終了まで週替わりで「黒呪へ行こう」や「白竜祭」など定例のイベントが継続するという形となった。
-
DDON のサービス終了告知までの動きは下記のとおりである。
- 2018年1月より:竹内雄一運営D が表に出なくなる
- 2018年3月期決算:DDON が評価損を計上(2018年10月に公表されたアニュアルレポートで発覚した)
- 2018年7月:「カプリンク」との連携終了
- 2018年12月:シーズン4 の大陸をスキップしたと思われる シーズン3.4 の実装、以降、通常とは異なるアップデートが始まる
- 2019年3月:ファミ通のDDON連載が終了する
- 2019年3月期決算:決算資料において「PC・オンライン部門」のサブカテゴリを廃止
- 2019年6月:同じく「PC・オンライン部門」のタイトルであった「モンスターハンター・フロンティア Z」の年内サービス終了が告知
- 2019年6月:2019年の夏イベント「ブリアビーチ」の公開を待たずに2019年水着が発売
- 2019年7月:「サーバー001」にアクセス不可能になるも、3日以上告知も復旧もされないまま定期メンテ突入、メンテ明けに DDON の年内サービス終了告知
※週刊ファミ通2020年1月2日号(2019年12月19日発売)の松川Pと木下Dのインタビューにおいて「(終了が決まったとき)開発現場は、3.2に注力しているタイミングでした」と説明されている。 シーズン3.1の実装が2017年12月14日、3.2が2018年4月12日であり2017年の暮れに大きな判断があったことが確認できる。(内容はファミ通サイトで公開されている) - 2019年12月5日(木)10:00を以って終了とアナウンスされていたが、「理を捻じ曲げて」21:00まで終了時刻が延期された。北村APによる最終配信の様子は Youtube で確認できる。
- 2020年12月、DDON のホームページが消失。11月末を以ってドメイン「dd-on.jp」のステータスが「Suspended(停止中)」にかわり、ドメインの有効期限更新手続きを行わなかったことがわかった。 「dd-on.jp」は2020年12月31日にJPドメインから削除され、その後、誰でも再取得が可能になった。 ドメイン売買業者によるオークション販売後、2021年5月頃より DDON とは無関係なサービスの紹介ページに買い取られている。
PC版ダークアリズン
- 2016年1月にSteamで発売されたPC移植作品。設定次第では「4K画質、60fps」という凄まじい環境でも遊べるようになった。 画質向上だけでなく、MOD導入により、これまでと違ったゲーム体験を作ることも可能である。 海外のみの発売で、音声は英語のみだが、メニューや字幕は日本語にできる。 発売当時は日本からは買うことはできなかった。
- 購入特典として、PDF版アートブックやサントラ(MP3)も収録されているし、これまで公開された無料・有料DLCもすべて入っており、まさに「決定版」といえる仕上がりになっている。(注:アートブックとサントラはグローバル版のみのようである)
- 海外の掲示板Redditでの報告では「晴天バグ」も再現できるとのことであり、ダークアリズンがグラフィックス部分のみPC向けに改良された形で移植されたようである。 なお、ポーンの貸し借りはSteamアカウントに紐付けられて管理されており、PS3とXboxの関係と同じく、別扱いである。 コンシューマ機からのセーブデータの移行などのサービスは用意されていない。
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2018年1月現在、Steamでの販売数は推定90万弱となっており、カプコンがSteamを通じて販売した作品の中では、最も売れている「Resident Evil(バイオハザード)」シリーズに次ぐ規模となっている。 (※Steamの仕様変更により、SteamSpyは販売本数推定が行えなくなった) - 2017年10月5日にPS4版の発売にあわせて「おま国」規制が解除され、日本からも購入可能になった。 日本解禁以降に日本から購入した場合、ローカライズ版がインストールされるようであり、日本語音声が含まれている。 グローバル版に含まれていたPDF版アートブックやサントラ(MP3)は日本から購入した場合は入手できないようである。
PS4・XboxOne版ダークアリズン
- シリーズ5周年記念の一環として、2017年10月5日に全世界で発売されたPS4・XboxOne世代版「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」。「リマスター版」とも呼ばれている。 この発売と同時にSteam版が日本からも購入できるようになった。
- 価格はPS4版パッケージが3,990円(税別)、PS4版DLが3,694円(税別)となっている。 XboxOne版とSteam版はダウンロード販売のみとなっており、価格はPS4版に準拠している。
- PS4版は「PS4 Pro Enhanced」に対応しており、PS4 Pro でプレイする場合、解像度が1440pになるようである。なお、PS4版・XboxOne版ともにフレームレートは30fpsである。
Switch版ダークアリズン
- 2019年1月8日夜に突然発表された「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」の Nintendo Switch への移植版。発売日は2019年4月25日であり、これはダークアリズンの発売(2013年4月25日)からちょうど6年後である。
- 価格は通常版が3,990円(税別)、「Re:Compose」と銘打たれた新サントラ(5曲入り)付きのコレクター版が4,990円(税別)となっている。 eカプコンでは「シルバーネックレス」付きの限定版が26,926円(税別)で発売された。
- Switch固有の機能である「ジャイロ操作」に非対応、オンライン要素(ウルドラゴンやポーン)については「Nintendo Switch Online」非加入でも利用できる。
ドラゴンズドグマ2
- 2022年6月17日に「10周年ファンミーティング」のYouTube配信内で公表された続編。RE Engine で開発。第一報時点では発売時期は未定。
ポーンコミュニティ
- PS3版ドラゴンズドグマのスクリーンショット共有サイト。
- 当時、まだ Twitter や Instagram は広まっておらず、スクリーンショットをシェアするという行為に対する共通理解(著作権等)もなかったため、公認のスクリーンショット共有サイトとして賑わった。
- その後、SNSでゲームのスクリーンショットを共有することが当たり前になり、プレイヤー層がPS4版・PC版と移行していくにしたがってその役目を終えた。2022年1月31日を以てサービス終了となることが、2021年11月2日に発表された。
- 「ポーンの家」という簡易ハウジング機能もあった。
シリーズ累計XXX万本
- 「ダークアリズン」が様々な機種で発売されたおかげで、2020年3月末にドラゴンズドグマはシリーズ累計500万本の大台に乗った。2022年3月31日現在のデータで累計620万本である。
- 初作「ドラゴンズドグマ」は公式には130万本なので、シリーズ累計の大部分を「ダークアリズン」で稼いだことになる。
NETFLIX オリジナルアニメシリーズ「ドラゴンズドグマ」
- 多くの覚者に「え、そっち?」と驚かれた連続アニメ版ドラゴンズドグマ。 2019年3月12日未明、世界最大の定額動画配信サービス「NETFLIX」が日本のアニメ制作会社と業務提携したという発表で存在が明らかになった。
- 名作漫画「スプリガン」、人気海外ドラマ「オルタード・カーボン」、世界的名作「攻殻機動隊」などの強力なラインナップの中に出現した 「カプコンが生み出し、世界的人気を誇るオープンワールドのアクションゲーム」の文字。 興奮のあまり仕事が手につかなくなった覚者、「アニメじゃなくて続編を作れ!」とカプコンをdisりつつも喜びを隠せない覚者など、さまざまな反応が巻きおこった。
- 2020年9月17日から配信。当然だが NETFLIX の独占配信である。ちなみに NETFLIX のオリジナル作品は配信日に全話視聴可能なのが通例であり、ドラゴンズドグマも全7話が視聴可能である。
- 制作は、Production I.G 出身者らが設立した「サブリメイション」。 「セルルックCG」と呼ばれるセル画アニメ(手描きアニメ)のように見える3DCG動画を得意とするアニメCGスタジオと言われている。
- 制作発表当時のあらすじは「己の心臓を奪ったドラゴンに復讐を果たすため、“覚者(かくしゃ)”として蘇った主人公は旅に出る。 七つの大罪を意味するモンスターを倒しながらドラゴンに挑む壮大なアクションアドベンチャー!!」 (公式サイトより)だった。
- 2020年8月25日に予告編が公開され、2020年9月3日にはキャラクターPVが公開され、日本語音声の声優も発表された。
- グランシス半島を舞台にしており「カサディス」「エルンスト要塞」「穢れ山」といった原作の世界設定を利用しているが、ストーリー展開には大きなアレンジが加えられている。 一方、アニメの絵作りは原作に非常に近く、原作をオマージュしたシーンもふんだんに盛り込まれている。
- 注意点として、性行為や人体損壊などエログロシーンが度々直接的に描かれており、子どもとの家族視聴には向かない。(※15歳未満は視聴できない作品扱いとなっている)
DRAGON'S DOGMA PROGRESS(ドラゴンズドグマ プログレス)
- 平野博寿による無印の漫画作品。 2013年4月から2014年6月にかけてオンライン漫画サイト『ヤングアニマルDensi』で全13話が連載され、単行本が2巻発売された。
- ダイジェストではあるが、竜に心臓を奪われてから「決戦」クエストまでの無印版メインストーリーをほぼ忠実に描いている。
ドラゴンズドグマ リヴァイヴス
- 田代弓矢による DDON を原作にした漫画作品。 2017年1月から『別冊マガジン』で連載。 2017年11月に単行本第2巻が発売され、完結した。
- レオやモゴックなどの中心キャラは原作の DDON と共通しているが、物語の展開や地名など、独自設定が多く見られる。 概ね、DDONのシーズン1の中盤までの内容に準拠している。
新たな理
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DDON のサービス終了時の公式アカウントのメッセージで使われた表現。
ドラゴンズドグマ史上初めて次回作が仄めかされた。
ドラゴンズドグマ、それは『竜の理を説く物語』。
— ドラゴンズドグマ オンライン 公式 (@DDO_official_JP) December 5, 2019
しばしの別れです。
いつの日か、新たな理の元、皆様にお会いできますことを心より楽しみにしております。
それでは、また。
Thank You For DDON Players!#DDON - リップサービスの可能性もあったが、2022年6月17日に「ドラゴンズドグマ2」の制作が発表された。
10周年記念サイト
- dragonsdogma.com:ドメイン自体は2011年に取得されており、その後しばらくは各言語のドラゴンズドグマページ(後に英語のみになる)へ飛ばすポータルサイトだった。
- 2022年5月24日にリニューアルされ、10年間の歩みを「NETFLIX版アニメドラゴンズドグマ」などの関連作品を含めて振り返っている。もちろん「ドラゴンズドグマ クエスト」も含まれていた。
- これに合わせて、ドラゴンズドグマのメインコンポーザーである牧野忠義氏が新録音源をドラゴンズドグマの映像とともに公開した。(Twitter)
ドラゴンズドグマとファミ通
- 2012年のドラゴンズドグマ発売当時、ファミ通副編集長であった大塚角満氏がドラゴンズドグマに入れ込み、紙媒体で発行されている「ファミ通」以外でもドラゴンズドグマ特集が組まれた。 中でも、ブログ記事になっているディレクターの伊津野英昭氏へのインタビューは資料的価値が高い。(インタビューへのリンク集)
- また、これらドラゴンズドグマに関する大塚角満氏のブログ記事は「『ドラゴンズドグマ』で暮らす本」として書籍化されている。
- ドラゴンズドグマとファミ通の関係は良好であり、DDONの発表もファミ通が独占した。また、2019年3月28日発売の「週刊ファミ通2019年4月11日号」まで、DDONの連載ページがあった。
- DDON 終了時には、ほぼ同時期に終了した MHFZ とともに週刊ファミ通2020年1月2日号(2019年12月19日発売)において「ありがとう!DDON」の特集が組まれ、読者アンケートやスクリーンショット・イラストの募集が行われた。
deep down(ディープダウン)
- 2013年9月の東京ゲームショーで発表された、PS4世代向けのオンラインゲーム。自動生成されるダンジョンにマルチプレイで挑むアクションRPG。 タイトルの「deep down」は、ドラゴンズドグマの「エヴァーフォール」の開発時の名称であったことから、発表時には「ドラゴンズドグマの続編では?」と騒がれた。
- 試遊可能なデモ形式での発表であったため、PS4ローンチ後の早い時期での発売を予感し、胸を踊らせたゲーマーは多かった。しかし、時間が経つにつれ、公表される情報は減っていった。 公式サイトの更新は2014年12月を最後に途絶えており、同じ時期にファミ通のインタビューで開発者より「しばらく忘れてほしい」という旨の発言があり、 製品化に向けた開発は滞っているようである。2015年には DDON が発表&サービスインしたことからも、今後の進展は期待薄である。 2016年3月期の決算説明会で「グローバル展開に向けたクオリティアップのために作りなおしているタイトルがある」という説明があったが、 もしかしたら、 deep down のことかもしれない。
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また、ドラゴンズドグマはカプコン製のゲームエンジン「MT Framework」で開発されているが、この deep down は次世代となる内製ゲームエンジン「Panta Rhei」で開発されている。
Panta Rhei 開発で製品化されたゲームがまだないことからも、deep down が沈黙してしまったことの原因のひとつに Panta Rhei があると考えられる。
なお、ドラゴンズドグマの最新作である DDON は、PS4対応した MT Framework で開発されている。
※「バイオハザード7」の開発総責任者・竹内潤氏は、4gamerのインタビューで、 バイオ新作のために新しく「RE ENGINE」を作ったという話の中で、インタビューワに「カプコンでは,ほかにも現行機向けのゲームエンジン制作が進んでいましたよね」と問われた際に、 「そちらのエンジンは,さまざまなシステムの良いところを持っていけば,良いエンジンになるだろうという思想でしたが,逆に現行機でも扱い切れないくらい重厚な仕様になってしまった」と回答している。 - 2018年6月のE3で「Devil May Cry 5」が「RE ENGINE」で開発されていることが明かされた。どうなってしまうんだ……。
- 2022年6月に発表された「ドラゴンズドグマ2」も「RE ENGINE」で開発されていることが明かされた。
- 2019年11月、 Eurogamer の「What does the future hold for Street Fighter 5?(ストリートファイター5の将来展望)」 (※外部リンク)という カプコンブランドマネージャー・小野義徳氏に対するインタビュー記事で、記者が「あなたは昔 deep down の人でしたよね」と突っ込んだところ、 小野氏は deep down について「商標を維持しており、完全に放棄したわけではない」と回答した。
ドラゴンズ「ドグマ」
- 「ドグマ(dogma)」は「教義」と翻訳されるが、平たく言えば「お約束事」「世界設定」である。 ドラゴンズドグマ(無印、ダークアリズン)では作品のタイトルでもある「ドラゴンズドグマ(Dragon's Dogma)」を象徴的に「円環の理」と呼び、 ドラゴンズドグマオンラインでは直訳的に「竜の理」と呼んでいる。
- 「世界設定」であるので、タイトルごとに具体的な内容は異なっている。
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初作のドラゴンズドグマでは「円環の理」は、
- 竜が覚者を選び、覚者が竜を倒すことで、この世界の管理者である界王に挑む権利を手に入れる
- この界王を倒すと、新たな界王として地位を引き継ぎ、次の挑戦者を待つ
- 界王との戦いに破れた者は竜となり、次の覚者を選ぶ
- 2作目のダークアリズンも「円環の理」はオリジナルと同じであるが、界王よりも上位の存在が示唆されている。 「円環の理」そのものを作った存在、創造神とでもいえるだろうか。 ダークアリズンのボスであるダイモンの覚醒形態と戦う際に、そのセリフから、この「円環の理」は人間の魂を精錬している作業であると察することができる。 何のためにそんなことをしているかはわからない。
- ドラゴンズドグマクエストについては覚えていない。
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ドラゴンズドグマオンラインの「竜の理」は、
- 土地神である竜は、その力で土地を守護する
- 竜は人間の王として覚者を選び、覚者である王はやがて次世代の竜となる
ドラゴンズドグマ文字
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カプコンUXデザイン室によれば、ドラゴンズドグマシリーズの文字は通常文字(ヘブライ文字風に見える)と魔法文字(梵字風に見える)の2種類が用意されており、
それぞれ筆記体風のアレンジがあって合計4種類作成されているようである。
ドラゴンズドグマシリーズではオリジナル文字を作成しています!架空の文字ですが、実在感が出るように活字(普通の文字)の他にも筆記体も用意したり…。魔法文字は異物感を出すために、より古い時代に成立したアジア圏の文字を参考にしています。#カプコンUXデザイン室 #ゲームUI #DDON pic.twitter.com/ddttNdXTuB
— カプコンUXデザイン室公式 CAP’SPERIENCE (@CAPCOM_UXD) 2018年11月27日 - 有志がシリーズ作品のさまざまな解読を行っている。ドラゴンズドグマのエンディングシーンでの本、 DDONのクラフトルームなどがある。
天橋立
- 2016年3月31日、長い沈黙を続けていたドラゴンズドグマ公式ツイッターアカウントに風景写真が投稿された。 すぐに京都の観光名所「天橋立」の写真であると特定されたが、投稿されたのは写真のみであり、その意図は不明であった。
- 数日後、何の説明もなくこのツイート自体が削除された。「担当者が個人的な旅行の際に間違えて投稿したもの」というの常識的な推測だが、 続編のヒントが喉から手が出るほどほしい覚者にとっては、貴重な妄想のネタだった。